元選手でありトップ選手の指導経験もあるスペイン人コーチが説く、強い選手になる為に必要な行動!!


現在、スペインからエスパルシアコーチを招いて5泊6日のテニスキャンプを開催しています。世界トップ選手のツアーコーチをしナダルに勝った経験。中国のナショナルチームジュニアを始め、数々のジュニア選手を指導した経験。また世界中のプロコーチを指導してきた経験から、5泊6日の期間でジュニア達に、テニスで勝つために必要な頭の使い方をテーマに練習します。

クリニック終了後はミーティング

練習後はミーティングをしてエスパルシアコーチの意見と私の意見をぶつけています。彼は現在のアジアのテニスをとても評価しています。

ヨーロッパの選手はもっとアジアの大会に出て、アジアのテニスに揉まれて多様性を身につけた方がいい

と言っていました。私が自身の留学やジュニアの引率経験から、もっとヨーロッパで揉まれた方がいいと考えているように、相手側も同じことを考えているのです。

ヨーロッパ>アジアではない。。。

エスパルシアコーチの考え方は、

多様性を学ぶためにヨーロッパ勢はアジアで戦う必要がある

という考え方です。現在の世界ランキング上位を占める選手が多いのは、まだまだヨーロッパ勢です。なのにまだ謙虚に他の地域のテニスから学ぼうとしています。エスパルシアコーチは、素晴らしいテニスをする日本のトッププロのテニスを例に挙げて、

『とても正確で速く、とてもテンポが良い』

と良い所を認めて、ヨーロッパの選手達はああいうスタイルとの対戦を経験していく必要があると言いました。私の中では、ヨーロッパのクレーコートで展開される多彩なテニスを日本人は学ぶ必要があると考えていました。ですが向こうも同じことを考えていたとは少し驚きました。

強い選手になるためには。

テニスのレベルを上げるために必要なことは、多様性に触れて、それに対応したり、吸収したりを繰り返すことだ

とエスパルシアコーチは言います。行動を起こして学んでいくことが必要です。相手の良い所で吸収できるものは吸収する。対応が難しいことは、なんとかして対応策を練る。そうすることで選手のレベルが上がって行きます。ヨーロッパという恵まれた環境にいながらも貪欲に学ぼうとするエスパルシアコーチの姿勢は、やはりテニス強国のコーチならではということでしょうか。

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